モチベーションの源泉を探る:内発的動機の重要性

─ 「やらされ感」から「やりたい」に変わる、自分らしい行動の起点とは ─

なぜ「やる気」は続かないのか?

「やる気が出ない」
「続けたいのに、どうしても続かない」
「やらなきゃと思うほど、動けなくなる」

そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

実は、モチベーションには大きく2つの種類があります。
それが「外発的動機」と「内発的動機」です。

多くの人がモチベーションを維持できないのは、自分の外側から与えられる“報酬や評価”=外発的動機に依存しているから。
一方で、自分の内側から自然に湧き上がる“好奇心や充実感”=内発的動機に気づき、それを起点に行動することで、継続的なエネルギーを生み出すことができます。

この記事では、「モチベーションが続かない理由」から、「内発的動機を見つける具体的な方法」までを解説し、自分の源泉から行動するヒントをお届けします。

外発的動機と内発的動機の違いとは?

まずは、2つの動機づけの違いを見てみましょう。

外発的動機とは?

  • 周囲からの評価(褒められる、認められる)
  • 報酬(金銭、特典など)
  • 義務感やプレッシャー(やらないと怒られる、責任を果たさなければ)
  • 他人と比べて「負けたくない」などの動機

これらは一時的に強い行動力を生むこともありますが、長続きしないという特徴があります。また、外部の評価に依存しやすくなるため、他人の期待に振り回されやすくもなります。

内発的動機とは?

  • 純粋な好奇心
  • 自分の価値観に沿った目標
  • 成長したいという内なる欲求
  • 夢中になれる楽しさや意味のある感覚

こちらは「やらされている」感覚ではなく、「自分がやりたいからやっている」という自己決定の感覚が強いため、疲れにくく、継続しやすいのが特徴です。

なぜ内発的動機が重要なのか?

1. 継続性がある

内発的動機は「誰かに言われなくても続けたくなる」エネルギー源。
ランニング、読書、勉強、仕事――どれも外的報酬がない時にこそ、本物の動機が問われます。

2. 幸福感・充実感が高まる

「好きだからやっている」「意味があると感じる」ことは、心理的充足感(well-being)を高めます。内発的動機に従った行動は、脳内のドーパミンを促進し、幸福感を伴いやすいという研究も。

3. 自律性と自己効力感を育む

人は「自分で選んでいる」と感じるときにこそ、やる気が高まります。内発的動機を軸に持つ人は、自己決定感と自信(自己効力感)が強くなり、自ら道を切り拓けるようになります。

モチベーションの源泉を探るための3つの視点

では、自分の内発的動機=モチベーションの源泉は、どう見つけていけばいいのでしょうか?
以下の3つの視点から、自分自身に問いを投げてみましょう。

1. 【過去の経験から探る】

「心から楽しかった」瞬間を思い出す

  • どんなときに、時間を忘れるほど没頭したか?
  • お金や評価がなくても、やりたいと思えたことは何か?
  • 子どもの頃、夢中になっていたことは?

過去の「快感情」が伴う体験は、内発的動機のヒントになります。

2. 【価値観から探る】

「大切にしたいこと」に立ち返る

  • どんなことを大事にしたいと思っているか?
  • 何に対して違和感や怒りを感じやすいか?
  • 「これだけは譲れない」と感じる信念は?

価値観に合致した行動は、やらされ感がなく、むしろ自分らしさを感じやすくなります。

3. 【未来のビジョンから探る】

「本当にやりたいこと」を描く

  • もし何の制限もなければ、どんなことをしたいか?
  • どんな生き方をしている自分に惹かれるか?
  • そのために、今できる小さな一歩は?

“ワクワクする未来像”は、強いエネルギーの源泉になります。

よくある「やる気の罠」に注意

モチベーションを見誤ると、自分を苦しめてしまうこともあります。以下のような「やる気の罠」に注意しましょう。

1. 他人の価値観に乗ってしまう

「◯◯したほうが良いよ」と言われて選んだ道が、どこかしっくりこない。そんな時は、自分の内なる声を聞けていないサインかもしれません。

2. 評価に依存してしまう

承認や評価がないと行動できない場合、それは「外発的動機」に偏っている状態です。内側からの納得感を大事にしましょう。

3. 完璧主義にハマる

「ちゃんとやらなきゃ」という思いが強すぎると、内発的な楽しさや柔軟性を失ってしまいます。

どうすれば内発的動機で動けるようになるか?

1. 小さな“やりたい”を拾う

大きな目標でなくてもOK。
「今日はこの本を読みたい」「この人に会いたい」――小さな“やりたい”を拾っていくことが、内発的動機の感度を高めます。

2. 結果よりも「プロセス」を味わう

評価や結果に偏らず、「やっている最中にどう感じるか」を大事にすると、内側の充実感に気づきやすくなります。

3. 自分の行動を“内発的な動機”に言い換える練習

例)
×「上司に言われたから」→ ○「学べるチャンスがあるから」
×「やらなきゃいけない」→ ○「自分の成長につながるから」

まとめ:自分の中の「やりたい」に正直になる

モチベーションの源泉は、決して外にはありません。
自分の内側にある「願い」や「好奇心」――そこに気づくことができれば、行動はもっと自然に、力強く続いていきます。

内発的動機に従うことは、
・無理に自分を鼓舞しなくても、
・誰かに褒められなくても、
「自分が自分の応援団」になれる状態をつくることです。

あなたにとっての“源泉”は何でしょうか?
ぜひ、内なる声に耳を澄ませてみてください。

一人で考えるのではなく、対話の中でこそ見えてくるものはたくさんあります。
もしコーチングに興味があれば、お気軽にご相談ください。
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