はじめに:なぜ「強みを活かす」ことが大切なのか?
私たちは、自分の弱点を補おうとするあまり、強みの存在を見落としがちです。
「もっとできるようにならなきゃ」「苦手を克服しなきゃ」と、自分の“欠けているところ”にばかり意識が向いていませんか?
でも実は、あなたの可能性を最大限に引き出すカギは、すでに“持っているもの”の中にあります。
それが、強みです。
強みのベースとなるのは、あなたのなかで、自然と繰り返し現れる思考・感情・行動のパターン(才能)です。
今回は、ストレングスファインダーの考え方をベースに、「強みとは何か?」「どうすればそれを活かせるのか?」を掘り下げていきます。
強みとは何か?
まず押さえておきたいのは、強み=才能ではないということ。
Gallup社が提唱する定義では、強みは「才能」を磨くことでつくられるとされています。
- 才能:自然と繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン。努力しなくても出てくる“クセ”のようなもの。
- 強み:毎回良い成果を出せるように才能を使えている。他者に良い影響を与えるように才能を使えている。
つまり、才能は“原石”。それを磨くことで、はじめて“強み”になります。
たとえば、「人の話を深く聴くのが得意」という才能がある人が、コーチングやカウンセリングを学び、実践を積んでいけば、それは「傾聴の強み」として発揮されるようになります。
自分の「才能」に気づく方法
才能は、自分にとって“当たり前すぎて見えない”という特徴があります。
そこでおすすめしたいのが、ストレングスファインダーなどの診断ツールの活用です。
Gallup社のストレングスファインダーは、34の資質(思考・感情・行動のパターン)を可視化してくれます。
診断結果を見れば、自分がどんな才能を持ち、それがどんな場面で活かされやすいかが明確になります。
また、以下のような問いも効果的です。
- 周囲からよく褒められることは?
- やっていて疲れない、むしろ元気になることは?
- 自然にやってしまっている行動パターンは?
これらの視点から、自分の“無意識に使っている才能”を見つけていくことが大切です。
強みを活かす3つのステップ
ステップ1:強みを「言語化」する
まずは、自分の才能・強みがどんな特徴を持っているかを言葉にしてみましょう。
診断結果をただ眺めるのではなく、「自分がどんな場面でどう発揮しているか」「その結果どんな影響が出ているか」を具体的に書き出すことがポイントです。
たとえば、
- 「親密性」→信頼関係をじっくり築けるから、1対1で深く関わる仕事に力を発揮する
- 「戦略性」→複雑な状況でも、先を見通して優先順位をつけられる
といったように、強みの働き方を自分の言葉で理解することが重要です。
ステップ2:強みを「活かす場」を見つける
言語化ができたら、次はそれを“活かせる場”を見つけましょう。
強みは、場面や相手との関係性によって発揮度が変わります。
たとえば、
- 分析力が高い人は、意思決定に関わる資料作成や戦略立案で力を発揮できる
- 共感力が高い人は、メンバーの気持ちに寄り添いながらサポートする役割の時に力を発揮できる
仕事でもプライベートでも、「この場面ではこの強みが活かせる」という視点を持つことで、自然と行動に自信が持てるようになります。
ステップ3:強みを「育てる」
才能は原石。育ててこそ、より大きな力になります。
育てるためのポイントは以下の3つ:
- 意識的に使う:日常の中で「この場面で自分の〇〇の資質を使ってみよう」と意識する。
- フィードバックを受け取る:周囲からの反応や成果を観察することで、どのように強みが影響しているかを知る。
- 他者の強みと掛け合わせる:自分だけでなく、チームやパートナーの強みと掛け合わせることで、より大きな成果につながる。
強みを「使いすぎる」ことの注意点
強みには“裏の顔”もあります。
たとえば、「慎重さ」が高い人はリスクに敏感で堅実ですが、過剰になると「なかなか決断できない人」と見られることも。
強みを使いこなすには、「過不足のバランス感覚」が必要です。
自分の資質が“どんな時にうまく働き、どんな時にブレーキになるか”を理解しておきましょう。
強みで人生をデザインするという考え方
強みは、単なる「得意なこと」ではなく、生き方や働き方を形づくる土台です。
- 自分の強みが活かされているとき、人は自然と力を発揮し、満足感や充実感を得られます。
- 一方で、強みが押さえ込まれたり、無視された環境では、モチベーションが下がり、燃え尽きやすくなります。
つまり、「自分の強みが活きる場所に自分を置く」ことが、キャリア設計やライフデザインにおいて非常に重要なのです。
まとめ:あなたの強みが、あなたらしさを形づくる
強みを活かすとは、自分を活かすこと。
それは、無理に誰かのようになるのではなく、「自分のやり方で成果を出す」ことでもあります。
最後に、こんな問いを投げかけてみてください。
- 「私は、どんな時に自分らしくいられるか?」
- 「どんな強みが、それを支えているか?」
あなたの中にすでにある才能を、どうか信じて育ててください。
その先には、もっと自然体で、自分らしく働く未来が待っています。


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