理想のキャリア像がわからないときにやるべきこと

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はじめに

キャリアについて考えるとき、よく耳にするのが「理想のキャリア像を描こう」という言葉。

けれど、いざ向き合ってみると──

  • 自分にとっての理想ってなんだろう?
  • なりたい姿が思い浮かばない…
  • 明確な目標がないまま今の仕事を続けていていいの?

こんなふうに、「理想のキャリア像がわからない」というモヤモヤを抱えている人は少なくありません。

でも実は、この“わからなさ”の中にこそ、
キャリアを自分らしく進めるためのヒントが隠れているのです。

なぜ「理想のキャリア像」が描けないのか?

「理想のキャリア像がない」ことに不安を感じる人は、自分に対して「もっと明確に目標を立てなければ」とプレッシャーをかけてしまいがちです。

しかし、キャリアがわからなくなる背景には、次のような要因があります。

1. 経験がまだ追いついていない

キャリアの理想は、頭で考えて描けるものだけではありません。
むしろ、経験を通して「自分にとっての心地よさ」や「違和感」を知る中で、少しずつ輪郭が見えてくるものです。

今はまだ、必要な材料がそろっていないだけかもしれません。

2. 周囲の「正解」に引っ張られている

「成長=昇進」「理想=年収アップ」といった価値観を無意識に前提としていると、本当に自分が望んでいることが見えにくくなります。

他人の“正解”を目指すほど、自分の“納得”が遠のくのです。

3. 「ひとつの答え」を求めてしまう

「理想のキャリア」と聞くと、ひとつのゴールを定めなければいけないような気がしてしまいます。

でも実際には、キャリアは一本道ではなく、いくつもの選択肢を試しながら進むもの。そのときどきで「これが今の自分に合っている」という状態を選び取ることが大切です。

明確な理想がなくても、キャリアは進める

理想像が描けないからといって、立ち止まる必要はありません。

むしろ、「今の自分」を出発点にすることで、自然と進むべき道が見えてくることがあります。

ここからは、理想のキャリア像が見えないときに試してみたい視点や行動を紹介します。

1. 「理想」より「快・不快」に目を向ける

明確なビジョンを描けないときは、日々の仕事の中で「心地よい」「違和感がある」感覚に目を向けてみることが有効です。

たとえば…

  • どんな業務にやりがいを感じるか?
  • どんな会話やプロジェクトに自然と熱量が上がるか?
  • どんな瞬間にストレスや疲労感を覚えるか?

それらの感覚は、まだ言語化されていないあなたの価値観や欲求のヒントになります。

「これが理想だ」と言えなくても、
**「これは自分に合っている/合っていない」**という感覚の積み重ねが、やがて道しるべになります。

2. 「仮の方向性」を立ててみる

理想が定まらないと、「動けない」という状態になりがちです。

そんなときは、ひとまず“仮の方向性”で動いてみるのも有効です。

たとえば…

  • 「人の変化に関わる仕事が好きかも」
  • 「チームで動くより、個人で完結するタスクが合っていそう」
  • 「今より裁量のある仕事をしたい気がする」

この程度の“なんとなく”でも構いません。

方向性を仮設定して動きながら、「やっぱり違うな」や「思った以上に楽しい」を経験することが、キャリアの精度を上げていきます。

3. 自分の「これまで」にヒントを探す

未来の理想が見えないときほど、過去の経験に立ち返ることが役立ちます。

  • これまでの仕事の中で、達成感があった出来事は?
  • 評価されたけれど、ピンと来なかった仕事は?
  • 夢中になって取り組めたことは何か?

これらを棚卸しすることで、自分にとっての「意味」や「価値」を感じられる要素が浮かび上がってきます。

そこから「今後もこういう経験を増やしたい」「これはもう手放してもいいかもしれない」といった、具体的な指針が生まれてきます。

4. 他者との対話で自分を見つめ直す

自分ひとりで考えていると、思考が堂々巡りになってしまうこともあります。

そんなときは、信頼できる人との対話の中で、自分の考えや感覚を言葉にしてみましょう。

  • 思ってもみなかったフィードバックをもらえたり
  • 無意識だった前提に気づけたり
  • 感情の動きが言葉になって初めて理解できたり

「対話」は、自分では見えなかった思考の癖や本音に気づくための大切なプロセスです。

おわりに:今、見えていなくても大丈夫

「理想のキャリア像が見えない」と悩むのは、
それだけ「自分にとって本当に意味のある道を進みたい」という想いがあるからこそ。

ゴールが不明確でも、今できることを一歩ずつ選んでいくことで、
やがて「ああ、こういうキャリアをつくっていきたいんだな」という実感が育っていきます。

理想は描くものではなく、歩んだ先で「これだった」と気づくもの。

焦らず、自分との対話を重ねながら進んでいけば大丈夫です。
あなたのキャリアは、いつでもあなたの選択から始まっていきます。

対話で自分を見つめ直すことに少しでも興味があればお気軽にご相談ください。
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