「貢献したいのに、うまくいかない」と感じたことはありませんか?
「チームの力になりたい」「もっと役に立ちたい」——そんな思いを持っている人ほど、知らず知らずのうちに頑張りすぎてしまったり、空回りしてしまったりすることがあります。
自分では一生懸命やっているのに、周囲に思うように伝わらなかったり、逆に反発を招いてしまったり。
そんなとき、「自分のやり方が悪いのでは?」「自分は貢献できていないのでは?」と自信をなくしてしまうことも。
この記事では、「チームに貢献したい」という思いが空回りしてしまう背景と、その思いを“チームに届く形”に変えていくための視点をお伝えします。
「貢献したい」という思いは、素晴らしい
まず大前提として、「チームの役に立ちたい」「貢献したい」と思えること自体が、大きな価値です。自分の行動が誰かのためになることを願う気持ちは、組織にとっても、人間関係にとっても、大きな力になります。
でも、その「思いの強さ」が時に、空回りの原因にもなってしまうのです。
空回りの背景にある“期待と焦り”
「貢献したい」という思いが空回りするとき、そこには多くの場合、「こうすべき」「こうあるべき」という“期待”や“焦り”が隠れています。
- 誰よりも早く動かなきゃ
- みんなの意見を取りまとめなきゃ
- 自分がやらないと回らないかも
そんなふうに「役に立ちたい」が「完璧であらねばならない」にすり替わると、自分で自分を追い込んでしまい、かえって周囲とのズレを生むことがあります。
また、焦りが強くなると、人の話を十分に聞けなかったり、確認を怠ってしまったりして、結果的に意図しないトラブルを生んでしまうことも。
「自分基準の貢献」がズレを生むことも
空回りのもう一つの原因は、「自分が良かれと思ってやっていること」が、チームにとっては望まれていないことだった、というすれ違いです。
たとえば、
- 丁寧に説明しているつもりが、相手にとっては回りくどく感じられたり
- 自主的に手を出したことで、相手の責任感やモチベーションを損ねてしまったり
このように、「貢献したい」という意図が、かえって相手にとってはありがた迷惑になってしまうこともあります。
「何をすれば役に立てるのか」を一人で決めるのではなく、「何が求められているのか」を対話の中で確認することが大切です。
貢献は「するもの」ではなく「育まれるもの」
貢献とは、「自分がしたいことをすること」ではなく、「相手やチームが必要としていることに、自分の力を活かすこと」です。
そのためには、まず相手を知ること、チームの状況を知ること、そして自分自身の得意や強みを知ることが欠かせません。
貢献とは、関係性の中で少しずつ育まれていくもの。押しつけるものではなく、「相互理解」の土台の上に築かれていくものなのです。
「貢献=頑張る」ではなくてもいい
「貢献しなきゃ」と思うと、「もっと頑張らなきゃ」と無意識に自分を追い込んでしまいがちです。でも、実際には「頑張っているから貢献できる」とは限りません。
- 場の空気を和ませる人
- みんなの話に耳を傾ける人
- 必要なときに一歩引いて全体を見渡せる人
こうした人も、立派な貢献者です。何か目立つ成果を出さなければ貢献できていない、ということは決してありません。
自分らしい関わり方で、「いるだけで助かる」と思われる存在もまた、価値ある貢献です。
おわりに:思いを、チームに届く形に
「チームに貢献したい」という思いは、あたたかく、力強いものです。
だからこそ、その思いを独りよがりな形で終わらせず、対話を通じて、チームに届く形へと変えていくことが大切です。
- 「自分のやり方」ではなく「相手がどう受け取るか」
- 「完璧な貢献」ではなく「今、自分にできること」
- 「がむしゃらに頑張る」よりも「丁寧に聴く・応える」
そんな視点の転換が、チームの中で信頼を育み、あなたの思いを本当の意味で“貢献”に変えていくはずです。


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