「○○の人」で終わっていないだろうか?
組織や仕事の中で、私たちはよく「○○担当」「△△の部長」「××のリーダー」といった“役割”で見られます。
確かに役割は、チームの中での立ち位置や貢献を明確にしてくれる便利なものです。
でも、ふとした瞬間に感じることはないでしょうか。
「自分じゃなくてもいいのでは?」
「私“自身”を見て選んでもらえているだろうか?」
そんな違和感は、「役割で評価されること」と「自分という存在で選ばれること」の間にあるギャップから生まれているのかもしれません。
役割での評価には限界がある
役割によって評価されることは、一見ポジティブなことのように思えます。でも、それが続くと、次第にこんな悩みに直面することがあります。
- 「その役割を手放したら、自分には何も残らない気がする」
- 「ポジションが変わった途端に、自分の価値がなくなるように思える」
- 「“代わりがいる”感覚に不安を抱える」
これは、“役割=自分の価値”になってしまっている状態。
でも本来、人の価値は肩書きや役職の中だけにあるわけではありません。
「自分で選ばれる」とはどういうことか?
「役割で選ばれる」のは、必要な条件を満たしているかどうかによって判断される状態です。
一方で、「自分で選ばれる」とは、スキルや役割を超えた“その人らしさ”を見て選ばれるということ。
たとえば:
- あの人の話し方には安心感がある
- 一緒にいると、前向きになれる
- 考え方に共感できる
- なんとなく、また会いたくなる
こうした印象や関係性は、役割ではなく“人そのもの”に根ざした価値です。
「自分で選ばれる人」に共通するもの
では、自分で選ばれる人にはどんな共通点があるのでしょうか。いくつか挙げてみます。
- 自分の価値観や想いを言語化している
→ 自分の軸を持っているから、共感や信頼が生まれやすい - 役割に依存せず、姿勢で貢献している
→ 肩書きが変わっても、どこでも「らしさ」がにじみ出る - 対話を通して関係性を築いている
→ 情報や指示だけでなく、「その人の言葉」で語れる - 自分の弱さや未熟さも隠さない
→ 人間らしさに触れることで、親近感や信頼につながる
これらは決して特別なスキルではありません。でも、意識して育てていくことで、“あなたに頼みたい”と思われる関係が生まれやすくなります。
役割を超えて、自分自身に価値を感じるために
「自分で選ばれる」状態を目指すうえで、大切なのはまず自分自身が「自分の価値」に気づくことです。
- 私が大切にしていることは何か?
- どんな時に心が動くのか?
- 人との関係の中で、どんなことを意識しているか?
こうした問いを通して、“役割”を超えた「自分」の姿が少しずつ見えてきます。
そして、その価値を信じて表現することが、「人として選ばれる」第一歩になります。
おわりに:「あなたらしさ」が関係をつくる
変化の多い時代において、役割は変わり続けるもの。
でも、「あなたという存在」が持つ価値は、変わらずに育てていくことができます。
「自分だからこそ、任せたい」
「この人と一緒に、未来をつくっていきたい」
そう思われる関係性は、数字や成果だけでは測れない、人間同士の信頼と共感の上に築かれます。
「役割」で終わらず、「自分自身」として選ばれる——
そんな生き方や働き方が、あなたの未来をより自由で豊かなものにしてくれるはずです。


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