「本当にこれでいいのかな…?」
「もっと調べてから決めたほうがいいのでは?」
何かを選ぶとき、「ちゃんと考えなきゃ」と思えば思うほど、選べなくなる。そんな経験はないでしょうか。
現代は、情報にあふれています。
ネットで検索すれば、正解らしき答えがたくさん出てきます。SNSでは、他人の選択や成功が可視化され、比較の材料にもなりやすい。だからこそ、知識を積み重ねないといけない気がして、自分の「感覚」を信じることが難しくなっているのかもしれません。
でも、時には「感覚」で選ぶことが、納得感のある人生をつくる第一歩になることもあるのです。
「感覚」で選ぶとは、どういうこと?
ここでいう「感覚」とは、「なんとなく好き」「理由はうまく説明できないけど気になる」「心が動く」というような、自分の内側から湧いてくる反応のことです。
たとえば、
- この人と話していると、安心する
- なぜか、この場所が心地いい
- あの出来事だけは、ずっと記憶に残っている
そんなふうに、論理では説明できない「フィット感」があります。
この「感覚」を選択の軸にしてもいい。むしろ、それが自分にしかわからない“真の納得”につながることもあるのです。
感覚で選ぶことを遠ざけてしまう理由
■「失敗したくない」という思い
感覚で選んだ結果が「間違いだったらどうしよう」と不安になるのは自然なことです。だからこそ、失敗しないために知識を集め、正しそうな選択肢を探そうとします。
■「感覚」は説明しづらい
他人に理解してもらおうとするとき、感覚的な理由では納得されにくいことがあります。たとえば転職や進路選択で、「なんとなくピンときたから」では説得力に欠けるように感じてしまう。
■「ちゃんと考えた」安心感がほしい
論理的に選んだ方が、自分にも他人にも説明しやすく、「自分はよく考えた」という安心感を得られます。だから感覚を頼ることに、どこか「不十分さ」や「軽さ」を感じてしまうこともあります。
感覚を信じるとは、自分を信じること
感覚は、自分の中にある「知恵」や「経験の蓄積」から生まれるものでもあります。頭では覚えていなくても、体験として染みついたことが、「違和感」や「心地よさ」として反応に表れることも。
だからこそ、感覚で選ぶというのは「自分自身の内側の声を聴く」ということでもあります。
「感覚」を選択に取り入れるヒント
1. まず「情報収集」をやめてみる
選択に迷ったとき、つい情報を探してしまいますが、一度ストップして、自分の「好き」や「心が動いた瞬間」に意識を向けてみましょう。情報よりも、自分の反応に焦点を当てるのです。
2. 小さな「違和感」「しっくり感」に気づく
「あれ、なんか変だな」「ここは心地いいな」といった、微細な感覚をスルーせずにキャッチすること。感覚は大きな声では語ってくれません。小さな声に耳を澄ますことが大切です。
3. 「根拠のない納得」を信じてみる
「なぜそう思うの?」と聞かれても答えられないけれど、「でも、これがいい」と感じること。その「自分にしかわからない確かさ」を、大切にしてみてください。
4. 後から理由はついてくる
感覚で選んだことに、後から意味や理由が見えてくることはよくあります。逆に、「理由だけ」で選んだことの方が、しっくりこなかった…ということもあるはずです。
感覚は、あなたの人生のナビゲーター
感覚は、時に曖昧で、頼りなく感じるかもしれません。
でも、それはあなた自身が「どこに惹かれ」「何を大切にしようとしているのか」を教えてくれる、かけがえのない羅針盤でもあります。
「これが正しいかはわからないけれど、私はこっちを選びたい」
そうやって選んだ道には、きっとあなただけの意味や物語が宿ります。
それは他の誰のものでもない、あなた自身の人生をつくっていく土台になるはずです。
おわりに
知識を持つこと、情報を集めることも大切です。
でも、それに縛られすぎて、自分の感覚を置き去りにしてしまうと、「選んだはずなのに、どこか他人事」という感覚に陥ることもあります。
「知識で決める」だけでなく、「感覚を頼りにする」。
そのバランスを意識することで、より自分らしい選択ができるようになるかもしれません。


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