「強み」と聞くと、どんなものを思い浮かべますか?
プレゼンが得意、人前で堂々と話せる、行動力がある…
そんな“わかりやすい強さ”を想像する人が多いかもしれません。
でも本当に、強みとは「目立つ」ものでなければいけないのでしょうか?
目立たない強みは、強みじゃない?
私たちは、組織や社会の中で評価されやすい「目立つ強さ」に、つい意識が向きがちです。
たとえば:
- リーダーシップを発揮できる
- 意見をはっきり言える
- 新しいことにどんどん挑戦する
もちろん、こうした力は重要です。
でも、それだけが強みではありません。
- 丁寧に相手の話を聞く力
- 淡々とした仕事を粘り強く続けられる力
- 他人の感情を繊細に感じ取れる力
こうした“目立たない力”は、一見すると普通に見えるかもしれません。
でも、誰かにとっては欠かせない価値になり得ます。
「目立たない力」がチームを支えている
たとえば、会議でみんなが議論に熱くなる中、
黙って周囲を見渡し、こぼれ落ちそうな声を拾う人がいたとします。
その人がいることで、安心して話せる空気が生まれる。
結果として、チームのパフォーマンスが高まる。
こうした力は、派手ではないかもしれません。
でも、組織や人間関係において“なくてはならない”役割を果たしているのです。
自分の強みを見失いやすい理由
多くの人は、自分の強みに「特別感」や「目立つ成果」を求めてしまいます。
だからこそ、こんな風に思うことがあるかもしれません。
- 「自分にはこれといった強みがない」
- 「みんなみたいに華やかなスキルがない」
- 「自分のやっていることは、ただの作業に過ぎない」
けれど、それは“他人の基準”で強みを見ようとしているだけかもしれません。
強みとは、本来「自分にとって自然にできること」や「周囲に安心や成果をもたらすもの」なのです。
見えづらい強みを見つけるヒント
では、目立たないけれど確かな強みを見つけるにはどうすればいいのでしょうか。
以下の問いを考えてみてください。
- 自分にとって「呼吸のように自然」だけど、他の人が苦労していることは?
- 感謝された経験の中で、印象に残っていることは?
- 自分では「ただやっているだけ」と思っていたのに、評価されたことは?
また、クリフトンストレングス®などのツールを活用するのも有効です。
たとえば、「慎重さ」「調和性」「共感性」などは、一見地味に見えるけれど、実はチームの潤滑油になるような強みです。
こうした資質は、他の誰かが持っていない“価値ある特性”として機能しています。
コーチングは「強みに気づく」プロセスでもある
コーチングの対話の中では、クライアントが自分の「当たり前」と思っている行動に、コーチが「それ、強みですよ」と光を当てる場面があります。
それは、派手な成果ではなく、
- 目の前の人を大切にする
- 状況を丁寧に観察して動く
- 周囲の空気を壊さずに改善点を提示する
といった、“静かな強さ”にフォーカスすることでもあります。
おわりに:強みは、必ずしも目立つものではない
強みは、舞台の中央で輝く力だけではありません。
舞台の袖で照明を調整していたり、
観客に配慮して座席を整えていたりする人がいて、
はじめて舞台全体が生きてきます。
自分の強みが目立たないからといって、それを否定する必要はありません。
それは、誰かにとって必要な力であり、社会にとって大切な存在価値です。
あなたが見過ごしているその強みこそが、周りの人やチームにとって、かけがえのない力かもしれません。


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